不動産情報流通IT化の覚書

元宅建士・元プログラマが不動産ITについて語るブログ

不動産物件情報流通の課題(2)ITリィテラシーと悪質業者

ブログ、別アカウントに移転しました。お手数をおかけして申し訳ありません。

reps.hatenablog.jp

 

 

 

ITリィテラシー

 世の中には、まだまだ、パソコンに慣れない人たちは多い。みながパソコンを日常的に使うわけではないのが日本の現状。あまり学校に行かなかった人たち。ずっとガラケーで来た人たち。

 いわゆる、駅前の小さな不動産屋のおじちゃん、おばちゃんの店。インターネットなど不要でやってきたし、これからも不要。

 それはそれで構わない。まったく問題ない。

 問題は、それを言い訳に業界全体でIT化が放置されていて発展が無いこと。

 

 

業者同士の牽制

 不届き物の悪質業者の存在。

 無断掲載と無断転載の2次広告を行う不動産業者がいるのです。たとえば、アパマンショップなどはインターネット上で出回っている物件情報を全て丸コピし、自社データベースに取り込み、勝手にインターネット検索サイトに広告を掲載したりして大問題となった。情報発信元である、元付け業者からの依頼も承諾もなく勝手に募集をだしているので、「おとり広告」以前に、もっと悪質。

 アパマンショップは物件検索サイトでその「おとり広告」をみたお客さんが釣れれば、大家貸主に直接話しを持っていくか、自社物件にすり替えて契約させるという悪質な行為を行っていた。そのうえ、適当に元付けに客付けする場合、入居者から除菌消臭施工代31,500、安心入居パック18,900、初期消火器6,090円といった、契約金に上乗せ請求しアパマンの自社利益とする悪質な行為までしている。

 こういった悪質な業者が出てくるので、本当は情報は出したい、流通させたい、共有させたい、という反面、信頼している同業者以外には詳細情報はなるべく出したくない、という事が起きる。

 仕方がないという側面も実際にあるのです。